新宝島

新宝島 / サカナクション


ベースの草刈愛美(通称:姐さん)が産休から復帰して、バンドが本格的に活動を再開して久々にリリースしたシングル。昨年秋の「さよならはエモーション / 蓮の花」以来だから1年ぶりに近いかな。

映画「バクマン。」の主題歌になっていることもあり、今までサカナクションに興味がなかった層にも、かなり知名度を上げることができたんじゃないかと思う。

曲自体のキャッチ―さもさることながら、何と言ってもMVが最高。

…何故にドリフの大爆笑?(笑)

でも一度見たら忘れられない、かなりインパクトのある作品になっている。先日出演したMステでも、このMVを再現するようなセットと演出で、強烈な印象を残した。

曲もなんとなくあの頃のあんな感じ(詳しくは書かないけどw)をイメージして作ったんだろうなってのがわかるし、CDのカップリングの「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」はさらにもう少し前のディスコミュージックを思わせる曲になっている。今回はあえてそういうちょっと「懐かしめ路線」を狙ってきたんだろうか。

8thシングルの「ミュージック」あたりから、なんかちょっと芸術性を求める方向に行ってた気がするんだけど(←すみません、あくまで個人の感想です) 今回の新曲はなんていうか、『バッハ~』に通じるような(いい意味での)ケレン味を感じさせてくれる。そして大衆性を前面に打ち出してきた時のサカナクションは、いつもとんでもないパワーを放つのだ。この曲がきっかけで最近このバンドのとりこになった人は少なくないんじゃないかと思う。


アリーナツアーを終えた彼らは、今週末の福岡からホールツアーで全国を回る予定。今までライブハウスで展開してきたSAKANAQUARIUMが、ホールという会場でどんな新しい顔を見せてくれるのか。福岡初日の彼らをしっかり目撃してくるつもりだ。

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