風と空のキリム
風と空のキリム / My Little lover (2004)
シングルCDに入ってる2曲ないし3曲(あるいは4曲)が、どれも同じくらいいい曲で全部好きだ、ってことって、実はあまりないような気がする。(あ、BUMPはけっこうあるけど、私にとってあのバンドはちょっと特別なので、ここでは除外して話を進める。)
このシングルは、そういう「あまりない」神カップリングCDの1枚。4曲入りで1曲はインスト曲なのでそれは置いといても、あとの「風と空のキリム」「深呼吸の必要」「SUMIKA(住処)」の3曲はマイラバの全部の曲の中でもトップ10に入れたいほど、私が好きな作品ばかりだ。
「深呼吸の必要」は同名の映画のタイトル曲だったが、同時にJALのキャンペーンソングにもなっていて、TVでもCMソングとして流れていた記憶があるので、私としてはこっちの印象の方が強いかな。
(動画は限定公開で貼れないけど、マイラバ公式サイトのこのシングルのページで、PVが見られると思います)
「風と空のキリム」は正直、シングルで聴いてる時には、いい曲だとは思ったけどそれほど強く印象には残ってなかったはず。これを手にしてから数年後、初めてライブでこの曲を聴いた時に、驚くほど涙が流れて、それ以来、特別な曲になった。たぶん何度かライブで聴いてるけど、毎回この曲には泣かされている。
今思えば、トイズから出した最後の作品であり、同時に小林夫妻のユニットだったマイラバの、最後のシングルでもある。
そんなこともあってなのか、いまだに、聴くとどうしようもなく切なくなってしまう、そんな1枚なのだった。
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