HAPPY BIVOUAC

HAPPY BIVOUAC / the pillows (1999)


どれが一番かって訊かれたら即答できない彼らのアルバムの中で(笑)、これはかなり気に入ってる方の1枚。


ちょっとユーモラスな、特徴あるイントロのタイトル曲「HAPPY BIVOUAC」から始まる11曲は、ともすればちょっと散漫な印象もあるんだけど、どれもピロウズらしさにあふれた作品ばかりで、聴いてると本当にこのバンドの良さがしみじみ再確認できるアルバムだと思う。


「RUSH」「LAST DINOSAUR」「Kim Deal」って、好きな曲ばっかりなんだけど、やっぱりなんといっても、最も重要なのはこの曲だろう。

「Funny Bunny」

(ただしこのPVは2009年のベストアルバムに収録された時の再録バージョン。ビバークに入ってる方のはもっと乾いた、なんともいえないドラムの音がいい)

シングルでも何でもない、アルバムの中の1曲に、こんな名曲が平気で埋もれてるところが、なんかピロウズらしいなあって気がする。


…っていい曲で感動させたかと思うと、最後の「Advice」でなんか激しくブチ切れて終わるところも、実にさわおさんらしい(笑)

春に行ったライブで、俺らは悪者だからみたいなことを言った時に観客から「でも本当はいい人なんでしょ?」って訊かれて、「うるせえ、帰っちまえ!」ってキレながら半笑いしてたけど、そういう照れ隠し的なニュアンスに近いものを感じるアルバムの締めくくり方だと、勝手にそう思っている。

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