ひずみ

ひずみ / HARUHI


先日のanderlustの記事の最後でも触れたけど、今回はHARUHIちゃんについてちょっとだけ書いておこうと思う。

越野アンナちゃんの妹、そして小林武史・akkoの娘。L.A.生まれの17歳。それだけでも充分すぎるプロフィールだろう。

映画「世界から猫が消えたなら」の主題歌のこの曲で5月にデビューした。

一度聴いたら耳から離れないこの曲の魅力は、小林武史の作詞・作曲によるところが大きいことはもちろん百も承知だけど、彼女自身の声の力も深く関わっていることは間違いない。

歌が上手いとかどうのよりも、とにかく声の質に恵まれている。ちょっと聴いた感じでは姉のアンナちゃんの方がakkoの声にそっくりな印象を受けるけど、HARUHIちゃんはアンナちゃんとは違う部分、akkoの歌声の大きな特徴である揺らぎというか震えというか、あの儚いような雰囲気を醸し出す成分をしっかり受け継いでいるんじゃないかと思う。この声が小林武史のメロディーに乗ったら、そりゃもう最強に決まってるでしょう(笑)


でもこのデビューシングルには、彼女自身が書いた2曲(どちらも英詞!) そして小林武史との共作の1曲も収録されていて、それらもまた全然違う表情を見せてくれている。まだまだ荒削りな部分も感じないわけではないけど、17歳にしてこの完成度、やっぱり驚嘆せざるを得ない。


見た目も少し(お姉さんに比べると)ボーイッシュで、独特なファッションセンスを持ってそうな感じ。ユニークな彼女自身の世界をこれからどんどん開花させて、いろいろ楽しませてくれるに違いない。

そしてそのうち才能あふれる家族たちの名前をいちいち引き合いに出されることもなくなるだろう。

それは多分、そんなに遠い先の話ではないと思う。

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