firefly

firefly / BUMP OF CHICKEN (2012)


BUMPのアルバムは最初から1枚ずつ書いていくことにしたので、逆にシングルは新しい方から1枚ずつ遡っていくことにしようかと思う。一番最初の記事で最新の「Hello,world!」を取り上げたから、今回はひとつ前のこの曲を。


とは言っても、この間に配信シングルが何曲かあったので、なんかずいぶん前の曲みたいな気がする。実際、2012年リリースって。そんなに経つのかって改めて驚いている。


それまでも新曲出るって聞く度に、毎回なんとなく予約してCD買ってたんだけど、この1枚は特別な思いで発売を心待ちにした。この数か月前、2012年の6月に初めてBUMPのライブに参加して、「なんとなく好き」だったこのバンドが「とてつもなく好き」な存在に変わってから、初めて迎えるリリースだったので。

7月からのドラマの主題歌だって知り、さっそく録画してタイトル部分を繰り返し聴いた。ジャケットだとかカップリング曲のタイトルだとか、ちょこちょこ出る情報をいちいち細かく追いかけてここまでそわそわしたのも、初めてのことだった。


ここまで疾走感のあるBUMPらしいロックチューンはシングルA面では久しぶりで、それも単純に嬉しかった。歌詞の内容にも心を打たれた。いろんなことを経験してきた大人の今だからこそ、深く響く言葉がいくつもあって、最初は聴くたびに涙が出た。

「諦めた事 黄金の覚悟」って。本当にすごい表現だと何度聴いても思う。


カップリングの「ほんとのほんと」はひたすら藤くんの声の進化をじっくり味わった。バンドの音もめいっぱい引き算して作られていて、最小限の音がボーカルをしっかり引き立ててる。ライブでの「恥ずかし島」の演奏を思い出させる構成で、これもすごく嬉しかった。


「firefly」はこの翌年のベストアルバム記念ライブで初めて披露されて以来、続くWILLPOLIS、WILLPOLIS#14では重要な役割を果たす曲になる。CDで聴いた時の何倍もの感動を、ライブでたびたび与えてくれたって意味でも、やっぱり私にとって大切な曲のひとつになっている。


MVがまたとんでもなくカッコいいんだけど、公式チャンネルになくて貼れないのが残念。

この映像で不思議な物体だなあって思って見てたチームラボボールが、記念ライブで、頭の上に転がってきた時の驚きは、たぶん今後ずっと忘れられない出来事のひとつだと思う(笑)

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