FANTASY
FANTASY / My Little Lover (2004)
マイラバからギターの藤井謙二(現The Birthday)が脱退して、小林夫妻のユニットになって出た最初で最後のオリジナルアルバム。前作「Topics」からおよそ2年半ぶりに出た新作で、リリースのニュースを聞いてから発売までが本当に待ち遠しかったのを憶えている。
ギターが抜けて、小林武史のシンプルな打ち込みサウンドだけになったんだけど、akkoはどっちかって言えば声量があるタイプのシンガーではないので、ちょっとか細く感じるその声に演奏がすごく合ってて、今までの作品とはまた違う、でもある意味マイラバ純度の高い楽曲ばかりになってると思う。シングル曲もなく、ともすれば地味な印象だけど、このアルバムの雰囲気は唯一無二。私は彼らの作品の中でこのアルバムが一番好きだ。あまりに好きでいつも連れまわしてるから、ケースが傷だらけになってるのが上の写真でもわかっていただけると思う(笑)
特にアルバム最初に収録されているタイトル曲「FANTASY」が好きすぎる。人生の最後に自分の一生を振り返って、印象に残ってる曲を10曲挙げるなら、絶対その中の一つには入れるに違いない。私にとってそれくらい、大切な曲。
「月の向こう側では 何もかもが許される」
このフレーズを書いたことだけでも、小林武史は本物の天才だと思う。
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